「独学でもあん摩マッサージ指圧師になることはできる?」
「働きながらあん摩マッサージ指圧師をめざしたい」
あん摩マッサージ指圧師になることを検討している人のなかには、上記のような疑問を持っている人もいるでしょう。
あん摩マッサージ指圧師は、独学ではなることのできない職種です。
あん摩マッサージ指圧師になるためには、認定校で学んだうえで国家試験に合格し、国家資格を取得しなければなりません。
本記事では、あん摩マッサージ指圧師の資格の取りかたや、独学でもめざせるマッサージ業界の職種などを紹介します。
目次
あん摩マッサージ指圧師の資格は独学で取得できない
前述のとおり、あん摩マッサージ指圧師の資格は、独学では取得することができません。
ここでは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得する方法を見ていきましょう。
国家試験の受験資格や、通信制、夜間学部の有無についても解説します。
国家資格受験には認定校への通学が必須
あん摩マッサージ指圧師は国家資格であり、取得には国家試験の合格が必要です。
そして国家試験の受験資格を得るには、文部科学省、または厚生労働省から認定を受けた認定校で、3年以上学ばなければなりません。
認定校には専門学校や短大、4年制大学があります。
あん摩マッサージ指圧師の学校についての詳細は、以下の記事をご参照ください。
通学したうえで勉強も必要
あん摩マッサージ指圧師の国家試験は、合格率が約80%です。
認定校で学べば確実に取得できるわけではないため、自身でも勉強時間を作り、国家試験に向けた対策を行う必要があるでしょう。
通信制でも取得できない
あん摩マッサージ指圧師の国家資格は、通信制では取得ができません。
文部科学省・厚生労働省から認定を受けている養成学校には通信制がないため、通学が必須です。
あん摩マッサージ指圧師は、確かな技術を習得しなければなりません。
通信制でその技術を得ることは難しく、通学して学ぶ必要があります。
あん摩マッサージ指圧師の通信制に関する詳細は以下の記事をご参照ください。
働きながら取得をめざす場合は夜間学部で
あん摩マッサージ指圧師をめざそうとする人のなかには、高校卒業後すぐ認定校に通う人だけでなく、社会人として働きながら資格取得を考える人もいるでしょう。
一部の認定校には、夜間学部が併設されている学校があります。
夜間学部であれば、昼間は社会人として働き、仕事が終わってから夜間学部で勉強するといった生活スタイルをとることもできます。
ただし、すべての学校に夜間学部が設置されているわけではありません。
数に限りがあるため、事前に夜間学部のある学校を調べ、計画を立てておきましょう。
あん摩マッサージ指圧師の学費は以下の記事をご参照ください。
あん摩マッサージ指圧師の資格無しでも独学で学べば業界で働ける?
あん摩マッサージ指圧師をめざしたいけれど、時間的・金銭的な事情から、学校に通って国家資格を取得することが難しい人もいるかもしれません。
しかし、マッサージに関連する仕事のなかには、独学で就くことができるものも存在します。
整体・リラクゼーションは独学・無資格でもOK
保険適用の治療を行う場合、資格が必須となります。
あん摩マッサージ指圧師の有資格者が行う施術は、治療を目的とした内容が可能であり、保険適用で治療ができます。
しかし、保険適応外で治療を目的としない整体やリラクゼーションであれば、あん摩マッサージ指圧師の国家資格は不要です。
そのため、業務内容によっては独学や無資格でも勤務が可能となります。
また、国家資格以外にも、リラクゼーション関連の民間資格が存在します。
国家資格を取得していなくても、独学で勉強をすることで民間資格を取得し、整体やリラクゼーションサロンで勤務が可能です。
学校で学んだほうが確かな習得技術で働ける
リラクゼーションを目的としたサロンであれば、独学や無資格でも勤務は可能です。
しかし、学校で勉強したほうが、確かな技術を得ることができます。
独学・無資格である場合、知識に偏りや間違いが発生することがあります。
そのため、絶対に安全な施術ができるとは限りません。
怪我をさせる、状態を悪化させるといった恐れもあるでしょう。
また、学校で講師から技術を学んでいる人のほうが、お客様も安心して利用できます。
あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っていない場合、民間資格であっても持っていたほうが、お客様からの信頼を得ることにつながるでしょう。
あん摩マッサージ指圧師は認定校への通学が必須
あん摩マッサージ指圧師として働くためには、国家資格の取得が必要です。
そして、国家試験の受験にあたっては、認定校へ3年以上通学することが条件となっています。
そのため、独学であん摩マッサージ指圧師の資格を取得することはできません。
しかし、保険適応外の施術で整体やリラクゼーションを目的とした場合、独学・無資格であっても業界で働けます。
ただし、学校へ通学したほうが正しい技術を習得でき、お客様も安心して利用できるでしょう。