
准看護師試験に合格したら、速やかに免許申請を行う必要があります。
免許申請をしなければ、准看護師として働くことができません。
今回の記事では、免許申請の手続き方法や必要な書類、申請場所などを解説しています。
准看護師をめざしている人や試験に合格した人は、参考にしてみてください。
目次
准看護師試験に合格したら免許申請が必要
准看護師試験に合格したあと、はじめにしなければならないことは、免許申請です。
試験に合格しても、免許の申請をしなければ、准看護師として働くことができません。
申請から免許証発行まで数ヵ月かかることがあるため、試験合格後は速やかに申請を行いましょう。
准看護師の免許申請に必要な書類
准看護師の免許申請に必要な書類は、以下のとおりです。
- 准看護師免許申請書
- 診断書
- 准看護師試験合格証書
- 住民票または戸籍抄(謄)本
また、申請の際には手数料も必要です。
手数料の支払い方法は、収入証紙を購入して准看護師免許申請書の所定の欄に貼り付けるケースや、直接窓口で支払うケースなど、地域によって異なります。
金額についても、東京都は6,400円、神奈川県は5,600円、関西エリアは5,300円と地域差があるため、詳しくは提出する各都道府県のホームページを確認してください。
准看護師免許申請書
准看護師免許申請書各都道府県のホームページから入手し、以下の項目を記入します。
- 登録番号、登録年月日
- 本籍地都道府県名、氏名、生年月日、性別
- 准看護師試験合格の年月、試験施行地の都道府県名
- 保健師助産師看護師法第14条第2項の規定による処分に関する事項
- 保健師助産師看護師法第15条の2第4項に規定する准看護師再教育研修を修了した旨
- その他厚生労働大臣の定める事項
診断書
診断書は、以下項目が記載されている所定の用紙を使用し、発行日から1ヵ月以内のものが必要です。
- 視覚機能
- 聴覚機能
- 音声・言語機能
- 精神機能
- 麻薬および大麻またはあへんの中毒
診断書の発行に要する費用や日数は、クリニックや病院によって異なるため、事前に確認してから受診することをおすすめします。
准看護師試験合格証書
准看護師試験合格証書もしくは写しが必要です。
都道府県によって合格証書原本が必要だったり、写しが必要だったりするため、各都道府県のホームページを確認してください。
例えば、東京都の場合は合格証書の写しが必要で、提出先の保健所にて原本と相違ない旨の証明を受けなければなりません。
また、東京都准看護師試験合格者は、免許申請書に試験の施行年月日と実施都道府県および受験番号を記入した場合は、合格書の写しの添付を省略できます。
住民票または戸籍抄(謄)本
住民票または戸籍抄(謄)本は、発行日から6ヵ月以内のものが必要です。
住民票には本籍地が記載されており、個人番号(マイナンバー)が省略されているものを準備しましょう。
以下に該当する方は、住民票ではなく、戸籍抄(謄)本が必要です。
- 出願後の本籍もしくは氏名の変更がある方
- 免許証の氏名に旧姓併記を希望する方
准看護師の免許申請場所
准看護師は都道府県知事免許であり、免許の申請は居住地の保健所にて行います。
該当する保健所の開いている時間を確認して、必要書類を持っていきましょう。
准看護師の免許申請は、いつまでに行えば良い?
免許申請の期限は、設けられていません。
しかし、准看護師試験に合格したあと1年以上経過してから申請する場合は、申請日まで准看護師の業務に従事していない旨を記載した申立書(任意様式)を提出する必要があります。
准看護師試験に合格したら免許申請しよう
准看護師として働くためには、准看護師免許の申請が必須です。
免許申請に必要な書類はおおむね同じですが、居住地の都道府県により異なる場合があります。
准看護師試験に合格したら、居住地の准看護師免許申請に関するホームページを見て必要書類を整理し、速やかに免許申請を行いましょう。