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理学療法士は30代からでもめざせる?方法や難易度など紹介

この記事の監修者
Tomo
臨床経験12年の理学療法士。地方の中核病院に勤めながら臨床研究や動画制作など幅広い活動を行なっている。サルコペニアやリハビリテーション栄養について学会発表や講師歴あり。

理学療法士は、病気や怪我により身体に障害がある人に対して運動機能の回復や維持を図り、支援する重要な医療専門職です。
理学療法士という職種に興味を持ちつつ、「30代からでは遅すぎるのでは?」と悩む方も多いでしょう。

実は、30代からでも理学療法士をめざすことは十分に可能です。
この記事では、30代から理学療法士をめざす方法や難易度、求められるスキルについて詳しく解説します。
キャリアチェンジを考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

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30代から理学療法士として働くには

30代から理学療法士として働くには

30代からでも理学療法士として働くことは可能ですが、いくつかのステップを踏む必要があります。
まずは、国家資格の取得が不可欠です。
また、家族や周囲のサポートも重要になってきます。
ここでは、30代から理学療法士をめざす際に知っておくべきポイントを、詳しく説明していきます。

理学療法士国家試験に合格する必要がある

30代から理学療法士をめざすには、まず理学療法士国家試験に合格する必要があります。
国家資格の取得には年齢制限はありませんが、受験資格を得るためには養成学校で3年間または4年間学ぶことが求められます。
これは決して簡単なプロセスではありませんが、努力次第で十分に達成可能です。

国家資格を取得すれば、30代からでも未経験歓迎の理学療法士求人に応募できます。

周囲のサポートが必要になる

30代で理学療法士をめざす場合、周囲のサポートが非常に重要になってきます。
この年代は結婚して子どもがいるケースも多く、大きなキャリアチェンジは家計に与えるインパクトも大きいからです。

家族がいる場合は特に独断で決めるようなことはせず、事前に十分な相談をすることが大切です。
学校に通う間の収入や学費の工面、子どもの面倒や今後のライフプランなどを家族で共有し、サポートしてもらう必要があります。

また、友人や職場の同僚など、身近な人々のサポートも心強い味方になるでしょう。
彼らの励ましや助言が、長期にわたる学習期間を乗り越える力になります。
周囲の理解と協力を得ながら、夢の実現に向けて一歩ずつ進んでいくことが成功への近道となります。

30代で理学療法士に就職できる?

結論からいえば、30代でも十分に理学療法士への就職のチャンスはあります。
ただし、理学療法士未経験の場合は少しハードルが高くなるでしょう。
ここでは、30代での理学療法士への就職について、難易度や成功のポイントを詳しく解説していきます。

就職の難易度

30代未経験で理学療法士に就職するのは、簡単なことではありません。
特に無資格の場合は、専門機関で学習をしたうえで国家試験に合格する必要があるため、ハードルはさらに高くなります。
3年~4年の通学期間中は十分に働くことが難しいので、人生におけるインパクトも大きいことを理解しておくことが必要です。

しかし、すでに資格を持っている場合は、十分にチャンスがあります。
30代は実務経験などが求められる年齢ではあるものの、未経験可の求人も見られます。
それまでの自分の経験やスキルを整理し、理学療法士としてどのように活かせるかを明確にすることが、就職成功の鍵となるでしょう。

就職を成功させるには

30代で理学療法士への就職を成功させるには、これまでの社会人経験をうまくアピールすることが重要です。
別業界で得た経験をどのように理学療法士として活かせるかを具体的に説明できれば、同じ未経験者のなかでも採用される可能性が高まります。

例えば、営業職の経験があれば、患者さんとのコミュニケーションスキルや目標設定の能力をアピールできるでしょう。
事務職なら、正確な記録管理や多職種連携の経験が活かせるかもしれません。

ただし、30代の場合は将来性などを20代と比較されることもあります。
そのため、自己研鑽に対する意欲や具体的な学習計画なども併せてアピールできると良いでしょう。
継続的に新しい知識や技術を吸収する姿勢を示すことで、雇用側の不安を払拭し、採用につながる可能性が高まります。

30代の理学療法士に求められること

30代で理学療法士の転職を成功させるには、具体的な実績や経験が求められます。
理学療法士としての実務経験がない場合は、別業界でしていた仕事での経験を、どのように理学療法士の職務に活かせるかをアピールすることが重要です。

ここでは、30代の理学療法士に特に求められる要素について詳しく解説していきます。
これらの点を意識し、強化することで、キャリアチェンジや転職の成功率を高めることができるでしょう。

チームのマネジメント経験

30代は、職種や職場に限らず、マネジメント経験があると採用される可能性が高まります。
実務以外にもチーム全体をまとめる存在として活躍してほしいと考え、採用されるケースが多いのです。

マネジメント経験がある場合は、たとえそれが理学療法の分野でなくても積極的にアピールしましょう。
どれくらいのチーム規模でどのようなプロジェクトを行っていたのかを具体的に説明できると、マネジメント能力を適切にアピールできます。

例えば、「10人程度のチームで新規プロジェクトを立ち上げ、半年間でXX%の売上増を達成した」といった具体的な実績を挙げられると印象的です。
このような経験は、理学療法士としてチームをリードしたり、新しい取り組みを推進したりする際に大いに役立つでしょう。

コミュニケーション能力

理学療法士はさまざまな医療従事者と連携する必要があるため、コミュニケーション能力が非常に重要です。
自分のコミュニケーション能力の高さを適切にアピールすることが大切です。

例えば、別職種であっても、「前職では部署間の連携プロジェクトをリードし、コミュニケーションの改善により業務効率を20%向上させた」のような具体的な成果を示せると、より説得力が増すでしょう。
30代の理学療法士には、チーム内でのコミュニケーションハブとしての役割も期待されています。

30代からでも理学療法士はめざせる

30代からでも理学療法士になることは十分に可能です。
養成学校での学習や国家試験の合格、転職難易度の高さなど、乗り越えるべきハードルはありますが、決して克服不可能なものではありません。

大切なのは、しっかりとした準備と周囲のサポート、そして何より強い意志です。
30代ならではの社会人経験や成熟度は、理学療法士としての仕事に大いに活かせるはずです。

転職の際は、具体的な実績やマネジメント経験、高いコミュニケーション能力をアピールすることで、採用される可能性が高まります。
また、継続的な学習意欲を示すことも重要です。
自分の可能性を信じ、一歩ずつ前進していきましょう。

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