栄養士は、病院や学校、社会福祉施設など、さまざまな施設で、栄養指導や食事の管理を行う栄養のプロフェッショナルです。
本記事では、栄養士に向いている人の特徴をご紹介します。
栄養士をめざすうえでの参考にしてください。
目次
栄養士に向いている人の特徴9選
栄養士に向いている人の特徴は以下の9項目です。
- 勉強熱心な人で知識の習得に貪欲
- 他人と協調して物事を進められる
- 健康に興味がある
- 料理するのが楽しい
- 人の役に立つのが好き
- 生物と化学が得意
- 責任感が強い
- 体力に自信がある
- 自身の健康管理ができる
これらに全て当てはまる必要はありませんが、多く当てはまるほど、栄養士に向いていると言えます。 では、一つずつ見ていきましょう。
1. 勉強熱心で知識の習得に貪欲
栄養士は、資格取得後も学ぶべきことが尽きない職業といえるでしょう。
ですから、勉強熱心な人は栄養士に向いています。
食べる人に喜ばれるメニューを作るためには、栄養バランスだけではなく、調理法や味付け、盛り付け、旬の食材など、さまざまな要素について学ぶ必要があります。
さらに、そのときどきにあわせた食のトレンドについても、常にアンテナを張り続けなければなりません。
栄養士としてさらなるステップアップを図りたい場合は、管理栄養士や、それぞれの専門分野に特化した資格を取得するのも良いでしょう。
その場合も、国家試験合格のために勉強を続けなければなりません。
詳しい栄養士の資格は下記の記事を参照してみてください。
2. 他人と協調して物事を進められる
栄 養士は、同職種と関わる機会だけでなく、他職種と関わる機会も多い仕事です。
同じ厨房で働く調理師はもちろん、勤め先が病院であれば医師や看護師、学校であれば教師など、各施設で働くさまざまな人と連携する必要があります。
立場や年齢、経験などが異なる相手とも、うまくコミュニケーションを取ることができれば、栄養士の仕事はスムーズに進みやすくなります。
3. 健康に興味がある
栄養士は、健康に対して栄養面からアプローチするのが仕事です。
ですから、健康への興味がある人は、栄養士に向いています。
また、栄養士は健康な人に向けて栄養指導を行うこともあります。
病気のない方でも、身体の状態や健康に対する興味が強い方も多く、知識が豊富な方も多いです。
すでに興味や知識を持っている人に対して指導を行うため、そのため、栄養士にもそれ以上の興味や知識が求められることがあります。
4. 料理するのが楽しい
栄養士は料理を扱う仕事ですから、料理を楽しめる人は向いています。
必要な栄養を満たしているだけでは、食べる人を満足させることはできません。
栄養とおいしさを両立させるためには、味付けや盛り付けなど、料理ならではの楽しみを理解していることが重要です。
また、栄養士自ら厨房に立つ職場も多いため、調理スキルも活かすことができます。
5. 人の役に立つのが好き
料理を通して健康に貢献する栄養士は、人の役に立っていることを実感しやすい仕事です。
なので、人の役に立つことが好きな人は、栄養士に向いているといえます。
継続的なサポートで健康状態が改善していく人の姿を見たときや、本人から直接感謝されたときには、仕事のやり甲斐を感じられるでしょう。
6. 生物と化学が得意
生物や化学は、栄養士の仕事と密接な関係のある分野です。
現に栄養士の資格を取るための勉強では、化学の分野でさまざまな栄養素を学び、生物の分野で栄養素が身体にどう作用するのかを学びます。
ですから、化学や生物が得意な人は、栄養士に向いており、資格取得のための勉強も進めやすいでしょう。
7. 責任感が強い
栄養士は、職場によっては施設内に一人しかいないこともあり、入職と同時に責任者になることも珍しくありません。
責任者になった場合、衛生面や安全面、アレルギー管理対策など、提供する食事全般に対する責任を持ちます。
そのような責任をしっかりと背負える、責任感のある人は栄養士に向いています。
8. 体力に自信がある
体力に自信がある人は、栄養士に向いています。
献立作成などは事務作業ですが、厨房での作業は基本的に立ちっぱなしになります。
大量の食材や、重く大きい調理器具も扱うため、栄養士の仕事には体 力が必要です。
9. 自身の健康管理ができる
栄 養士は、人々に栄養指導をする役割があります。
このとき、栄養士自身が健康的でないと、説得力を持って指導ができません。
自らも正しい食生活で健康的な生活を送れると、自信を持って指導ができます。
そのため、生活面でしっかりと自己管理できる人は、栄養士に向いているといえます。
自身が栄養士に向いているタイプか考えてみよう
栄養士に向いている人の特徴をご紹介しました。
すべての項目に当てはまらなくても心配はいりません。
栄養士にはさまざまな活躍の場があるので、自分の特徴にあった職場を選びましょう。