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サービス提供責任者に向いていない人6つの特徴

サービス提供責任者をめざしている学生や、サービス提供責任者に転職したい人のなかには、「自分がサービス提供責任者に向いていないのかも」と不安になる人もいるでしょう。

今回は、サービス提供責任者に向いていない人の特徴を6つ紹介します。
また、サービス提供責任者に向いている人の特徴や、サービス提供責任者が辛い・辞めたいと感じる理由についても解説するので、参考にしてみてください。

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サービス提供責任者に向いていない人の6つの特徴

サービス提供責任者に向いていない人の6つの特徴

サービス提供責任者に向いていない人の特徴は以下の6つです。

  • 直接介護したい人
  • 細かすぎる性格の人
  • コミュニケーションが苦手な人
  • 指示を出せない人
  • 自己管理ができない人
  • スケジュール管理が苦手な人

では、さっそく詳しく見ていきましょう。

直接介護したい人

サービス提供責任者には、ホームヘルパーや介護福祉士を経てなる 場合もあるため、以前は直接介護に関わっていた人もいます。
しかし、サービス提供責任者は管理や事務の仕事が主になるため、現場で介護の仕事に関わることが減る可能性があります。

利用者とのふれあいにやりがいを感じていた人は物足りなく感じ、モチベーションを保てなくなることも。
そのような人は、サービス提供責任者には向いていないかもしれません。

ただし、サービス提供責任者はヘルパーと兼務できるため、希望する場合は事業所に確認しておくと良いでしょう。
事業所によっては、兼務を喜んでくれるところがあるかもしれません。
とはいえ、まずはサービス提供責任者の仕事に慣れてから、兼務を検討しましょう。

細かすぎる性格の人

サービス提供責任者は訪問介護事業所で管理業務を行うため、細かいことにきっちりと対応できる人が向いているように感じるかもしれません。
しかし、介護は想定外のことが起きる可能性が高く、そのたびに細かいことまで気にして悩んでしまっては仕事に支障をきたします。

例えば、認知症の利用者の家に介護に行ったときに、利用者がいなくて大騒ぎになることもあるかもしれません。
施設や警察に連絡をして対応するなか、「もっと早く行っていたら……」などと自分を責めてしまうような性格では、疲れやストレスが溜まりやすくなります。

業務を円滑に行うために、「ある程度のトラブルは仕方がない」と割り切って考えることも大切です。
そのため、細かすぎる性格の人は向いていないといえるでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

サービス提供責任者は、利用者やそのご家族とコミュニケーションを取りながら、利用者の希望を把握する必要があります。

また、医療従事者やケアマネージャーと情報を共有する機会もあり、チームとしてやりとりをしなければならないため、いろいろな職種の人と会話をしなければなりません。

人と話すのが苦手で一人で黙々と仕事をしたい場合は、サービス提供責任者はおすすめできません。

指示を出せない人

サービス提供責任者は、管理者としてスタッフに指示を出すなど、リーダーとしての役割があります。
特にヘルパーには的確な指示を出さなければなりませんが、ヘルパーのなかには、自分よりも年長の人や豊富な介護職経験をもつ人がいることも少なくありません。

自分よりスキルがある人や、年上の人に対して指示を出せない人は、サービス提供責任者に向いていないでしょう。

自己管理ができない人

サービス提供責任者は、簡単に代役を立てることができないポジションです。
そのため、サービス提供責任者は業務がどれだけ忙しくても自己管理を徹底して、プロ意識を持って仕事に望むことが求められます。

スケジュール管理が苦手な人

サービス提供責任者は、訪問介護のスケジュール管理も行います。
利用者の都合に考慮しながらスケジュールを管理し、変更があってもうまく対応する必要があります。

また、ヘルパーの移動時間や次の移動も考慮し、スケジュールを細かく管理する能力も必要です。
ヘルパーが足りなくなったり、ダブルブッキングが起こったりすれば、利用者の信頼を失いかねません。
そのため、スケジュール管理が苦手な人は、サービス提供責任者には向いていないでしょう。

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サービス提供責任者に向いている人とは

サービス提供責任者に向いている人とは

サービス提供責任者に向いている人は、前述した向いていない人の特徴をカバーできる人です。

以下のような人には向いているといえるでしょう。

  • パイプ役として臨機応変に対応できる
  • 人を信頼して任せることができる
  • サービスを向上させるのが好き
  • 人のために動ける
  • スケジュール管理が得意

想定外のことが起こりやすい介護の世界では、臨機応変さが求められます。
一人では対応できないケースは医療従事者や介護スタッフと連携しなければならず、サービス提供責任者がパイプ役になる必要もあります。

そして自分一人で解決しようとするのではなく、他のスタッフを信頼して仕事を任せられることも大切です。

また、利用者のために施設のやり方を良くしたい気持ちも必要です。
今あるサービスに甘んじるのではなく、さらに向上させるのが好きだと良いでしょう。

サービス提供責任者は兼務でヘルパーを行うこともあります。
人手が足りないときに、自分は管理者だからといって動かないのではなく、率先して現場で動ける人もサービス提供責任者に向いているといえます。

サービス提供責任者が辛い・疲れたとストレスを感じる原因とは

サービス提供責任者が仕事を辛い、辞めたいと思う理由として多いのは、以下のようなものです。

  • 業務量が多い
  • 休日も休めずに業務に追われる
  • 人間関係が難しい
  • 事業所にサービス提供責任者が少なく、悩みを共有できない

サービス提供責任者の仕事は、個別支援計画書の作成や確認、記録、スタッフの教育・指導・育成など多岐にわたります。
膨大な業務量のため、休日も休めず業務に追われる人もいます。

また、年齢や経歴の異なる人たちを束ねるため、人間関係に悩まされる場面もあるでしょう。
例えば、ベテランのヘルパーに指示をした際に反発され、うまくスタッフをまとめられないことも起こり得ます。

そんなとき、同じような境遇の人が多ければ悩みを共有して解決できますが、サービス提供責任者は少人数のため、一人で悩みを抱え込みがちです。

向いていないと思っても、自分に合った職場なら活躍できる

サービス提供責任者に向いていない人の特徴を解説しました。
しかし、本記事で紹介した向いていない人の特徴に当てはまっている場合も、自身に合った職場を見つければ、サービス提供責任者として活躍することも可能です。

ポイントは運営方針や施設の特徴をしっかり確認して選ぶこと。
インターネット上の情報だけを参考にするのではなく、実際に足を運ぶことで、職場の雰囲気をつかみやすくなります。

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執筆者について

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