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臨床心理士は民間資格!国家資格の公認心理師との違いを解説

「臨床心理士と公認心理師の違いはなに?」「心理系で就職に役立つ資格はある?」と悩んでいませんか。

今回はその悩みを解決するために、以下の3つの内容を解説します。

  1. 臨床心理士は国家資格ではない
  2. 臨床心理士と公認心理師はどちらをめざすべき?
  3. 臨床心理士か公認心理師かの選択は大学院受験前に決めておこう

心理系の資格情報を理解して、就職に役立つ資格を取得していきましょう。

臨床心理士は国家資格ではない

臨床心理士は国家資格ではない

臨床心理士は国家資格ではなく、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。
臨床心理士とは、臨床心理学に基づいて、人間の心の問題に取り組む職業になります。

その活動の場は学校、病院、老人・児童施設、企業相談室と多岐に渡り、医療・保健に限らず、教育、介護、労働など、幅広い分野で活躍できます。

心理職の国家資格には公認心理師と精神保健福祉士があり、この2つと臨床心理士の資格の違いは気になるところです。
それぞれの資格が心理職を志すうえで、どのように役立つのかも気になります。

3つの心理系資格の違いを知り、自分が望んでいる資格がどれにあたるのかを判断しましょう。

なお、臨床心理士の仕事を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

>>臨床心理士とは?必要な資格やできることなどを解説

臨床心理士と公認心理師・精神保健福祉士の違いとは?

まずは臨床心理士と公認心理師、精神保健福祉士の違いを解説します。

表を見てもらうとわかるように、臨床心理士と公認心理師の業務内容はよく似ています
精神保健福祉士の仕事は、クライエントの社会復帰を目的とした援助が特徴となっています。

公認心理師と精神保健福祉士には、資格の更新が必要ありません
しかし、臨床心理士は、5年ごとに更新しなくてはなりません。

臨床心理士と公認心理師になるには、大学院まで進み特定の科目を修める必要があります。
精神保健福祉士の資格を得るには、4年制大学か短期大学で指定科目を修めたのちに、1〜2年の実務経験を積むことが求められます。

臨床心理士 公認心理師 精神保健福祉士
資格 民間資格 国家資格 国家資格
仕事内容 ・クライエントへの臨床心理査定
・クライエントへの心理面接
・地域や学校、職場などのコミュニティに対する心の支援
・臨床心理研究や調査
・クライエントへの心理観察や分析
・クライエントへの相談や助言、指導の援助
・クライエントの関係者への相談や助言、指導の援助
・心の健康に関する情報提供や教育
・クライエントの社会復帰に向けた相談や助言、指導
・クライエントが日常生活に適応するための訓練や援助
受験資格 ・特定の大学と大学院の卒業した者
・他国で大学院と同等以上の学歴があり、日本で心理臨床経験が2年以上ある者
・医師免許を取得に加えて、心理臨床経験が2年以上ある者  など
・4年制大学にて特定の科目を修めたあとに、大学院で特定の科目を修めた者
・4年制大学にて特定の科目を修めたあとに、特定の施設で定められた期間以上の実務経験がある者  など
・4年制の保健福祉大学で指定科目を修めた者
・2年、3年の保健福祉系の短大で指定科
目を修めたあとに、相談実務を1〜2年経験した者
など
更新制度 5年更新 なし なし

認定心理士と臨床心理士は職業に直結するかどうかの違いがある

同じ心理系の民間資格で、臨床心理士と似た資格であるものに、認定心理士の資格があります。
認定心理士は4年制大学で標準的な心理学を学び、単位を修得した者が申請して得られる資格で 、公益社団法人日本心理学会によって認定されます。

臨床心理士の資格は、学校や病院などのさまざまな場所で需要があります。
対して、認定心理士はあくまでも心理学の最低限の知識・技能の習得を証明する資格であるため、職業に直結するものではありません。

とはいえ、認定心理士の資格は、ボランティアや人と関わる仕事で心理学を活かしたい方にとっては役立つものになります。

臨床心理士と公認心理師はどっちをめざすべき?

「臨床心理士と公認心理師が似ているのはわかったけど、結局どっちを取るべきなのかな?」と悩みませんか。

その悩みを解決するために、以下で2つの内容を解説します。

  1. 資格試験の合格率はいずれも50%から60%台
  2. 臨床心理士と公認心理師の両方取得がおすすめ

資格試験の合格率はどちらも50%から60%台

まずは、臨床心理士と公認心理師の資格取得難易度を見てみましょう。

下表を参照すると、公認心理師の合格率は53.4%であり、臨床心理士の64.2%よりも低くなっています。
試験合格の難易度は、公認心理師のほうが高いと判断できます。

とはいえ、臨床心理士と公認心理師の試験合格率はともに50〜60%であり、いずれも決して簡単な試験ではないことがわかります。

【2020年度】

受験者数 合格者数 合格率
臨床心理士 1,789人 1,148人 64.2%
公認心理師 13,629人 7,282人 53.4%

臨床心理士と公認心理師の両方取得がおすすめ

可能であれば、臨床心理士と公認心理師の両方の資格を取得することをおすすめします。
その理由は以下のとおりです。

  • 臨床心理士は心理系資格のなかで権威性の高い資格であり、就職活動に有利である
  • 公認心理師は国家資格であり、公的機関を主体に需要が出てくる可能性がある

「大学で2つの資格を取得できるの?」「2つの資格を取得しても仕事が違うのでは?」と心配になると思います。

しかし、大学のなかには学士課程から大学院にわたる6年間で、臨床心理士と公認心理師の両方の資格取得をめざせるところもあります。
資格取得のために習得するべき知識や技術も、似ている部分があるからです。

臨床心理士と公認心理師の仕事内容も、前述したように大きな違いがないため、どちらの名目で転職しても困ることは少ないでしょう。

以上のことから、臨床心理士と公認心理師の両方の資格取得をおすすめします。

臨床心理士か公認心理師かの選択は大学院受験前に決めておこう

今回は主に、臨床心理士と公認心理師の資格の違いを、以下のとおり解説しました。

  • 臨床心理士は民間資格であり公認心理師と業務内容は似ているが、現状では臨床心理士のほうが権威性を持っている
  • 公認心理師は国家資格であり、今後は公的機関で需要が高まる可能性がある
  • 臨床心理士と公認心理師の受験資格は異なるため、大学受験前に大学で専攻できる科目を確認する必要がある

現代はストレスが多い社会と言われており、うつ病や自殺が社会問題となっています。
学校や職場、地域社会、家族関係などでさまざまな心の悩みを抱える人も少なくありません。

臨床心理士や公認心理師、精神保健福祉士など、どの資格を取ったとしても、これからの社会に求められる人材となることでしょう。

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