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【公立保育士向け】志望動機の書き方・例文を紹介

公立保育士をめざすうえで、履歴書や経歴書の志望動機の書き方がわからずに困っている人もいるでしょう。
公務員保育士は保育士のなかでも倍率が高いため、志望動機も書くべき内容をしっかりと押さえておかなければなりません。

本記事では、公立保育士の志望動機は何を書けば良いかを解説し、例文を2つ紹介します。
また、志望動機を書くうえでの注意すべきことも紹介しますので、ぜひご参照ください。

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公立保育士の志望動機は何を書けば良い?

公立保育士の志望動機は何を書けば良い?

公立保育士の志望動機は、以下の2点を盛り込んで書きましょう。

  • なぜこの自治体を選んだのか
  • 公立保育園でどのような保育をしたいのか

自治体の保育方針を踏まえたうえで、自分の経験やスキルの活かし方を明確にすると、説得力のある志望動機になります。

なぜこの自治体を選んだのか

公立保育園の志望動機では、志望する自治体の保育方針をよく調べたうえで、共感した点や、魅力的に感じた点を述べましょう。

私立保育士は園を運営する法人に雇用されますが、公立保育士は自治体に雇用される地方公務員です。
そのため、自治体のホームページなどに公開されている保育方針を、よく読み込んで理解しておきましょう。

可能であれば、志望する自治体の保育園で実習したり、見学したりすると、自治体の保育方針や特徴がより深く理解できるはずです。

公立保育園でどのような保育をしたいのか

その自治体を選んだ理由を述べたら、そこで自分がどのような保育をしたいのかを述べましょう。
自治体の保育方針と自身の強みを比較し、一致している箇所を伝えます。
このとき、具体的なエピソードを交えることができると説得力が増すでしょう。

また、新卒で公立保育士をめざす場合は、実務経験をエピソードとして伝えることはできませんが、大学や専門学校などの養成所で特に力を入れて学んだ事柄やアルバイトの経験、プライベートで子どもと関わった経験なども有効なアピールになります。

公立保育士の志望動機の例文2選

志望動機に書くべきことを押さえたら、実際に志望動機を書いてみましょう。
最初からうまく書けなくても、まずは手を動かし、書くべきことを押さえたうえでブラッシュアップを重ねれば、徐々に良いものになっていくはずです。

ここでは、地元の自治体を志望する場合と地元以外の自治体を志望する場合に分け、例文を紹介していきます。

地元の自治体で保育士をめざす場合の例文

公立保育士をめざすうえで、地元の自治体を選ぶ人は多いでしょう。
ただし、志望動機が「地元が好き」「地元に貢献したい」のみだと説得力に欠けます。
自治体の保育方針を理解したうえで、自分の経験と照らし合わせてみましょう。

【例文】
私は2つの園で計10年の保育士経験を積み、保育園と地域のつながりの重要性を日々感じてきました。
私の地元である〇〇で、子どもたちが健やかに成長できるようにサポートしたいです。

昨今の保育園はルーティン的な保育が主体となっていますが、私は園児一人ひとりの個性に合わせた保育を提供したいと考えています。
貴所の保育方針は一人ひとりのサポートをめざしており、私にとって理想的な職場環境だと思い志望しました。

地元以外の自治体で保育士をめざす場合の例文

地元以外の自治体で公立保育士を志望する場合は、その自治体を志望する理由をより明確に説明する必要があります。

【例文】
私が△△市の保育士を志望する理由は、病児保育や一時預かりなど多様な保育ニーズに対応しており、子育てを支える環境づくりに注力しているからです。
△△市の取り組みは、女性の社会進出や家庭環境の変化に柔軟に対応していると感じました。

私は私立保育園で10年間経験を積みましたが、特に力を入れてきたのが保護者との連携です。
各家庭ごとに事情が異なるなか、保護者や子ども一人ひとりとコミュニケーションを重ねてきた経験は、多様なニーズへの対応を重んじる△△市の保育においても活かせると考え、志望しました。

公立保育士の志望動機を書くうえで注意すること

公立保育士の志望動機を書くうえで注意すべきことは、次の2点です。

  • ありきたりな内容は避ける
  • 志望動機に待遇面のことは書かない

公立保育士をめざすには、オリジナリティがあり「市民に貢献したい気持ち」が伝わる志望動機を考えなければなりません。

ありきたりな内容は避ける

公立保育士の志望動機を書く際には、ありきたりな内容を避け、他の志望者と差別化することが重要です。
例えば、前述のとおり具体的なエピソードを交えると良いでしょう。
自身の経験から生まれたエピソードは他の志望者と被ることがないため、差別化のポイントになります。

また、私立保育の選考を並行して受けている場合であっても、公立保育園の選考で提出する志望理由では、公立保育園で働かないと実現できない目標やビジョンを盛り込むようにしましょう。

志望動機に待遇面のことは書かない

公立保育士の志望動機に「安定しているから」「給与が良いから」など、待遇面について書くのは避けましょう。
たしかに公立保育士の待遇面に惹かれる人は多いかもしれません。
しかし、志望動機に待遇面のことが書いてあると、待遇目当てで応募している印象を与えてしまうでしょう。

公立保育士を含め、地方公務員は各自治体に住んでいる方々のことを第一に考えて働く仕事であるため、「地域の子どもたちや保護者のために自分は何ができるか」を考えられる人が採用されやすいです。

公立保育士は志望する自治体ならではの動機が必要

公立保育士の志望動機には「志望する自治体を選んだ動機」と「公立保育園で実現したい保育」の2点を書きましょう。

自治体の保育方針をよく読み込み、自分の強みと照らし合わせることで、説得力のある志望動機を作成できます。
また、具体的なエピソードや公立保育園でしかできないことを盛り込むことで、他の志望者との差別化が可能です。

注意点として、志望動機に待遇面のことは書くのは避けましょう。

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