
看護師は、日々患者さんのお世話や診療の補佐をするため、清潔感のある身だしなみを心がける必要があります。
看護学生や看護師として働いている人のなかには、現場に入る際の前髪の整え方で悩んだことのある人も少なくないのではないでしょうか。
「看護師として働いているけど、おしゃれを楽しみたい」
「看護師はどのような前髪にしたら良いの?」
そんな希望や疑問に応えるため、今回の記事では、看護の現場に適した前髪の整え方を、具体例を挙げて詳しく解説します。
目次
看護師に適した前髪とは?
はじめに、看護師に適した前髪の特徴を解説します。
清潔感がある
看護師は常に患者さんと接する職業であるため、衛生面には十分に気を配らなければなりません。
特に、清潔さが求められる手術や処置などの場面においては、前髪が垂れたり落ちたりすることで不潔になってしまい、患者さんはもちろん周囲のスタッフにも迷惑をかけてしまいます。
常に、清潔感のある前髪をめざしましょう。
患者さんから表情が見える
患者さんが安心して療養生活を送るためには、看護師が患者さんにとって信頼できる存在であることが大切です。
看護師の前髪が長く患者さんから表情が見えない場合は、患者さんは不安な気持ちを抱いてしまうことでしょう。
患者さんと目を合わせてコミュニケーションができるよう、看護師は患者さんから表情がはっきりと見える、すっきりとした前髪に整えておく必要があります。
業務の邪魔にならない
看護師は、患者さんのお世話や薬の準備、処置の介助など、下を向いて行う業務が多くあります。
そのため、視界をしっかりと確保し、業務の邪魔にならないように前髪を整えておく必要があるのです。
下を向いても前髪が垂れてこないように工夫しましょう。
看護師におすすめの前髪のまとめ方・アレンジ
ここからは、看護師におすすめの前髪のまとめ方とアレンジについて、具体的に解説します。
斜めに流す
前髪の長さが目にかかるかそれより長い場合には、ピンやスプレーなどを使って斜めに流すまとめ方がおすすめです。
崩れにくいため業務の邪魔にならず、患者さんからも看護師の表情が良く見えます。
センター分け
前髪を真ん中で分け、おでこをすっきり見せられるセンター分けも、看護師におすすめのスタイルです。
大人っぽく、女性らしい印象になります。
パッツンなど短めにカットする
ピンやスプレーなどを使いたくない人は、前髪をパッツンなど短めのスタイルにカットしてみましょう。
毎日のスタイリングが楽になります。
その際、長さは目の上になるようにし、表情がはっきり見える短めのレングスを意識することがポイントです。
ただ、短めの前髪は個性を印象付けられますが、眉よりもはるかに短いなどの奇抜なスタイルは避けたほうが無難でしょう。
オールバック
前髪が長い人には、オールバックもおすすめです。
整髪料などを使って髪全体をまとめてしまえば、崩れる心配も少なく、快適に働けます。
ただし、整髪料のつけすぎや、香りつきの整髪料の使用は避けましょう。
ねじってピンで留める
可愛らしいスタイルが好みの場合は、前髪をサイドの髪と合わせてくるくるっとねじり、ピンで留めるアレンジはいかがでしょう。
数本のピンさえあれば、誰でも簡単にアレンジできます。
ポンパドール
元気で明るい印象となるポンパドールも、看護師におすすめのアレンジの一つです。
伸ばしかけの前髪でもスッキリとアレンジでき、おでこが見える清潔感とともに、ふんわり可愛らしい印象も演出できます。
看護師にNGな前髪とは?
ここからは、看護師に適さない、NGな前髪の例も確認してみましょう。
おくれ毛が長い
近年、おしゃれの一環として長めのおくれ毛が流行しています。
しかし、看護師として働く際には、長いおくれ毛は適しません。
下を向いた際などに患者さんや医療器具に触れてしまう可能性が高く、清潔感がなくなってしまうからです。
長めのおくれ毛がある場合には、業務中はピンで留めたり、整髪料で固めるなどして、垂れてこないように工夫しましょう。
目が隠れている
長めのパッツンなどで目が隠れてしまっている前髪も、看護師として働く現場には不適切です。
患者さんから表情が見えにくく、暗い印象を与えてしまいかねません。
どのような前髪にするにしろ、目がはっきり見えるように注意しましょう。
下を向いたときに垂れてくる
センター分けなどスタイリングに工夫していたとしても、下を向いたときに垂れてくるようでは意味がありません。
下を向いても、忙しく動き回っても崩れないような前髪にセットしておきましょう。
看護師は身だしなみが大切!清潔感のある前髪を
今回は、看護師に適した前髪のスタイルやアレンジについて解説しました。
看護師には、患者さんに安心感をもってもらうためにも、清潔感のある身だしなみが求められます。
特に前髪や顔は、第一印象としても重要なポイントです。
前髪が垂れてこないようにきちんとセットし、患者さんから信頼される看護師をめざしましょう。