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登録販売者の仕事はレジばかりって本当?より資格を活かして働く方法

登録販売者の資格を取得したものの、普段の業務はレジばかりだと感じる方もいるようです。
レジ打ち業務はお客様との大事な接点ですが、医薬品に関する専門知識を活かした仕事を増やしたいと感じる方もいるかもしれません。

そこで、せっかく登録販売者になったなら医薬品に関する仕事の割合を増やしたい方に向けて、登録販売者の業務内容と医薬品に関する仕事の比率を増やすポイントについてお伝えします。

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登録販売者の仕事はレジばかり?

登録販売者の仕事はレジばかり?

登録販売者は、一般医薬品のうち、第2類・第3類医薬品を取り扱える、医薬品の専門家です。
専門家ではあるものの、多くの職場でレジ打ち業務は発生します。

医薬品を購入するお客様にとって、レジは症状や飲み合わせなどの相談を持ちかけやすい場所でしょう。
お客様からの相談に乗るのは、誰でもできることではなく、医薬品の専門家としての知識やスキルが問われる仕事です。

登録販売者のレジ打ちにまつわるSNS上の口コミを紹介

登録販売者のレジ打ちにまつわるSNS上の口コミを紹介

SNS上で、登録販売者についての口コミを調査したところ、以下のような意見が集まりました。

  • 薬の説明はほんの一部
  • 仕事内容はほとんどレジ・品出し、すぐにレジに呼ばれる
  • 家電量販店・スーパーは薬以外の仕事が多い

ここでは、実際の口コミを紹介していきます。

薬の説明はほんの一部

登録販売者は第2類・第3類の医薬品の相談にのることができます 。
ただし、医薬担当でない場合、相談を持ちかけられることは少なく、レジ打ちや品出しなどの業務に当たる時間が長くなることもあるでしょう

仕事内容はほとんどレジ・品出し、すぐにレジに呼ばれる

「登録販売者はレジ打ちが多い」、「レジを打つことが多く、医薬品の相談は少ない」という口コミがありました。

家電量販店・スーパーは薬以外の仕事も多い

2021年8月に2分の1ルールが撤廃 されたことを受け、 ドラッグストア以外にも、家電量販店やスーパー、コンビニなどでも医薬品を販売する店舗もあります。

2分の1ルールの撤廃により、登録販売者の活躍の場も多くなりましたが、医薬品以外の商品をメインで扱う店舗では、医薬品とは関係のない仕事が多くなることもあるでしょう。

登録販売者の仕事にレジ打ちは必須

上記の口コミから、ドラッグストアやスーパー、家電量販店などに勤める登録販売者は、登録販売者特有の業務よりも、レジ打ちや品出しを行う頻度が多い印象を受けました。

それらの職場に就職するのであれば、レジ打ち業務は必須といえるでしょう。

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登録販売者が医薬品の知識をより活かして働くための方法

登録販売者が医薬品の知識をより活かして働くための方法

もしも、登録販売者が「レジ打ちや品出しよりも、医薬品の専門知識を活かした業務を多く行いたい」と考えるのであれば、具体的な対処法は次の3つです。

  • 管理者要件を取得して上位の登録販売者になる
  • オープニングスタッフや夜間勤務の求人を狙う
  • レジ打ちが少ない職場に就職・転職する

一つずつ見ていきましょう。

管理者要件を取得して上位の登録販売者になる

登録販売者は管理者要件を満たすと、他の管理者の監視下でなくても、第2類・第3類医薬品の販売ができます 。

また、店舗運営にもより深く関わるようになるため、自分の意見を尊重してもらえる可能性が高まります。
管理者要件を取得するためには、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 直近5年以内に薬剤師または登録販売者の下で実務経験および登録販売者としての業務に2年以上、合計で1,920時間以上従事していること
  • 2009年6月1日以降に、通算して2年以上(1,920時間以上)の従事経験があり、店舗管理または区域管理者としての業務の経験があること
  • 以下の①と②を両方満たす。
    ①2009年6月1日以降、通算で5年以上(4,800時間以上)の従事があること
    ②一般用医薬品の販売または授与の業務に適切な管理を確保するための研修を通 算で5年以上受講していること

オープニングスタッフや夜間勤務の求人を狙う

ベテランの登録販売者がいる店では、医薬品に関係する仕事が回ってこないことがあります。
しかし、ベテラン登録販売者のいないオープニングスタッフ求人に応募すれば、自分が優先的に、医薬品の説明業務を行える可能性が高まります。

また、薬剤師が帰ったあとの夜間勤務のシフトに入れば、医薬品の担当を任される可能性も高くなるかもしれません。

レジ打ちが少ない職場に就職・転職する

「品出しやレジばかりではなく、もっと医薬品の知識を活かして働きたい」。

このように考える登録販売者は、医薬品以外の販売も行っているドラッグストアやスーパー、家電量販店などではなく、他の職場を選ぶのがおすすめです。

例えば、調剤薬局・漢方薬局にも、登録販売者の求人があります 。
調剤薬局・漢方薬局における登録販売者は、第2類・第3類医薬品の販売や情報提供をはじめ、相談対応、処方箋の受付、調剤補助、レセプト入力など、医薬品に関わる業務を多く行います。

また、漢方薬はほとんどが第2類・第3類医薬品なので、漢方薬局では登録販売者も販売することが可能です 。

登録販売者の資格は直接活用しませんが、治験コーディネーターに転職するのも選択肢の一つです 。
登録販売者として身につけた医薬に関する知識は、治験コーディネーターの仕事でも役立つスキルでしょう。

レジ打ちの仕事でも登録販売者のスキルを活かせる

レジ打ちの仕事でも登録販売者のスキルを活かせる

登録販売者のレジ打ちには、以下のようなやりがいがあります。

  • 医薬品の詳しい説明ができる
  • お客様の悩みを解消する提案ができる

レジは、お客様と直にコミュニケーションが取れる貴重な場所です。
症状や飲み合わせなどに悩んでいるお客様にとって、レジで直接言葉を交わす登録販売者は、相談を持ちかけやすい頼れる存在でしょう。

登録販売者は就職先によってレジ打ちの仕事量が変わる

登録販売者にとって、レジはお客様との大切な接点です。
しかし、登録販売者の仕事内容にまつわるSNS上の口コミでは、レジ打ちや品出しの多さを嘆く声もありました。

レジ打ちや品出しの仕事量は、就職先によって異なります。
ドラッグストアやスーパーなのか、調剤薬局なのかによっても異なり、ベテラン登録販売者がいるかどうかによっても変わります。

登録販売者として医薬品に関する仕事の比率を増やしたいと考えている方は、管理者要件の取得や転職などを検討しましょう。

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執筆者について

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