
公認心理師になるには、ある程度の勉強時間を確保する必要があります。
必要な勉強時間を把握しておかないと、公認心理師になる機会を逃してしまうかもしれません。
必要な勉強時間を把握したうえで、チャレンジしたいのではないでしょうか。
この記事では、公認心理師になるための必要な勉強時間を紹介します。
合わせて、資格取得までに必要な期間も紹介します。
目次
公認心理師になるのに必要な勉強時間
公認心理師になるには、大学や大学院に通学したり、実務経験を積んだりして受検資格を得なくてはならず、最低でも6年間を費やす必要があります。
公認心理士試験に向けた勉強時間に関する明確なデータはありません。
しかし、公認心理の試験時間は、午前、午後の部と合わせると合計4時間ほどと長丁場になり、出題範囲も広く、問題数のボリュームも多くなります。そのため、勉強方法を工夫して勉強時間を確保しつつ、出題範囲を網羅的に学習することがポイントとなります。
公認心理師試験までの期間と必要とする学習範囲から、1日や一週間単位での目標勉強時間を算出し、計画的に勉強を進めていきましょう。

公認心理師になるのに必要な期間
公認心理師になるのに必要な期間は、どのくらいでしょうか。
ここでは、資格試験受験までに必要な期間を紹介します。
大学と大学院で必要な科目を修了する場合
公認心理師になるには、4年制大学と大学院の2年間で必要な科目を修了する必要があります。
公認心理師の資格を受験するには、定められた25科目を4年制大学で履修し、10科目を2年間の大学院で履修することが条件になっているからです。
そのため、大学の4年間と大学院の2年間で、少なくとも合計6年間かかります。
大学で必要な科目を修了して認定施設で実務経験を積む場合
公認心理師になるには、大学で必要な科目を修了してから、認定施設で実務経験を積む場合もあります。
その場合は、4年制の大学での4年間と、認定された施設で2年間の実務経験が必要であるため、最短で6年の期間が必要となります。
認定された施設とは、少年鑑別所や一般財団法人愛成会 弘前愛成会病院、裁判所職員総合研修所など、公認心理師法に規定された9つの施設のことです。
大学を卒業していて大学院で必要な科目を修了する場合
すでに4年制大学で公認心理師となるために必要な科目履修し卒業している場合は、大学院で必要な科目を追加履修する必要があります。
公認心理師法が施行される2017年9月より前に必要な科目履修し4年制大学を卒業している場合は、大学院で必要な科目を履修するために、最短で2年の期間が必要です。
大学院では、「保健医療分野に関する理論と支援の展開」や「心理的アセスメントに関する理論と実践」、「心理実践演習」などの科目を修了しなければなりません。
大学を卒業していて認定施設で実務経験を積む場合
すでに4年制大学で公認心理師となるために必要な科目履修をし卒業している場合は、認定施設で実務経験を積むことでも公認心理師の受験資格を取得できます。認定施設での実務経験は2年以上必要です。
実務経験を積む施設は、先にご紹介した公認心理師法で規定されている9つの認定施設のいずれかと決められています。
詳細内容や応募方法などについては、各施設に直接問い合わせてみましょう。
公認心理師になるために必要な勉強時間や期間を知ってチャレンジしよう
公認心理師になるには、ある程度の勉強時間を確保する必要があります。
必要な勉強時間を把握しておかないと、公認心理師になる機会を逃してしまうかもしれません。
また、公認心理師の資格試験を受けるには、国家試験の受験資格を満たすために、大学や大学院に通学したり、実務経験を積んだりして、最低でも6年かかります。
この記事を参考にして、公認心理師になるために必要な勉強時間や期間を知ってチャレンジしてみてください。