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【看護師の面接】自己紹介の例文を状況別に紹介

この記事の監修者
ゆみさと
【資格】
看護師

【プロフィール】
岩手県立大学看護学部を卒業後、血液内科・乳腺外科混合病棟にて勤務し、その後、透析クリニックに転職。
現在、看護師として働きながら、医療関係を中心にライターとしても活動中。

看護師の面接では、限られた時間のなかで自分をアピールし、面接官から「一緒に働きたい」「採用したい」と感じてもらうようにしなければなりません。
自己紹介は、面接の場において初めに面接官に対してアピールする内容であり、面接官に与える第一印象を左右するとともに、自己紹介の内容から面接の質問が行われることもあるため、非常に重要です。

自己紹介では、自分の経歴や志望動機、強みなどを端的に伝えることが求められるため、しっかりと準備しておく必要があります。

この記事では、看護師の面接での自己紹介のポイントや例文を紹介します。

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看護師の面接の自己紹介で伝えること

看護師の面接の自己紹介で伝えること

看護師の面接の自己紹介では、以下のことを伝えるようにしましょう。

  • 氏名(フルネーム)
  • 最終学歴(学校名は略さずに伝える)
  • 職務経歴(勤務先名は略さずに伝える)
  • 志望動機
  • 自分の強み・人柄

これらの情報を簡潔にまとめ、面接の機会へのお礼の言葉も添えると良いでしょう。
なお、自己紹介と自己PRは異なるものです。
自己PRでは、自分の強みや看護師としてのスキルをより詳しく伝えます。

【状況別】看護師の面接での自己紹介例

看護師の面接での自己紹介は、新卒や転職、ブランクがある場合など、状況によって盛り込むべき内容が異なります。
ここでは、それぞれの状況に応じた自己紹介の例文を紹介します。

新卒の自己紹介の例文

はじめまして。
○○大学看護学部4年の山田花子と申します。

大学では、特に患者さんの個別性に寄り添った看護を提供できる在宅看護分野に興味を持ち、在宅看護の実習では、患者さんやご家族との信頼関係を築くことの大切さを実感しました。

貴院では、急性期から在宅まで幅広い看護を経験できると伺っております。
患者さんに寄り添った看護を提供できる看護師になりたいと考えており、ぜひ貴院で看護師としてのキャリアをスタートさせていただきたいと思います。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

転職の自己紹介の例文

転職の自己紹介では、これまでの経験や志望動機を中心に伝えていきます。
1回目の転職と2回目以降では、伝え方が少し異なります。

1回目の転職

はじめまして。
山田花子と申します。

本日は、お忙しいなか面接のお時間を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
私は、○○看護専門学校を卒業後、△△病院で3年間勤務しておりました。
△△病院では、主に内科病棟で勤務し、急性期から慢性期まで幅広い患者さんの看護を経験してまいりました。
特に、糖尿病患者さんの食事指導など患者さんの生活習慣の改善に力を入れてまいりました。

貴院は、糖尿病患者さんに対して専門性の高い看護を提供されていると伺っております。
私も、これまでの経験を活かしつつ、さらなるスキルアップをめざしていきたいと考えております。
貴院での勤務を通じて、看護師としてさらに成長していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2回目以降の転職

はじめまして。
山田花子と申します。

この度は、お忙しいなか面接の機会を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
私は、これまで2つの病院で勤務してまいりました。
1つ目の病院では、内科病棟で3年間勤務し、急性期から慢性期まで幅広い患者さんの看護を経験いたしました。
そのあと転職し、2つ目の病院では、外科病棟にて手術前後の患者さんの看護を中心に2年間携わってまいりました。
今までの看護師経験を経て急性期看護の面白さや奥深さを痛感し、より一層急性期看護に対して専門性を高めていきたいと思い、転職を重ねてきました。

貴院は、救命救急センターにて三次救急の医療体制を整えており、緊急度・重症度ともに高い患者さんに対して、高度な医療を提供されていると伺っております。
私も、これまでの経験を活かしつつ、新たな分野の看護にもチャレンジしていきたいと考えております。
チーム医療の一員として、患者さんに最適な看護を提供できるよう、尽力していく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。

ブランクがある場合の転職

はじめまして。
山田花子と申します。

私は、○○看護専門学校を卒業後、△△病院で5年間勤務しておりました。
その後、結婚・出産を機に一度看護師の仕事を離れ、10年間のブランクがございます。
ブランク中は子育てに専念するなかで、あらためて看護師としてのやりがいを感じ、復職を決意いたしました。

貴院では、ブランクのある看護師の方も多く活躍されていると伺っております。
私も、これまでの経験を活かしつつ、新しい知識や技術を吸収し、看護師としてさらに成長していきたいと考えております。
ブランクを乗り越え、患者さんに寄り添った看護を提供できるよう、努力していく所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。

看護師の面接でNGな自己紹介は?

看護師の面接では、自己紹介が第一印象を大きく左右します。
では、どのような自己紹介がNGなのでしょうか。
ここでは、面接でNGとされる自己紹介の例を紹介します。

以下に当てはまる自己紹介は面接でNGとされています。

  • 短すぎる
  • まとまりがない
  • ネガティブな発言をする
  • 声が小さい
  • 早口
  • 職歴を正しく伝えない

これらの点に気をつけながら、自己紹介の例を見ていきましょう。

NG例1

はじめまして。
山田花子です。
よろしくお願いします。

このような自己紹介は短すぎて、面接官に自分のやる気や経歴を伝えることができません。
面接官に興味を持ってもらえるようご自身の看護に対する考えや看護師経験についても簡単に紹介しましょう。

NG例2

はじめまして。
山田花子と申します。

私は、○○看護専門学校を卒業後、△△病院に就職したのですが、先輩看護師との人間関係がうまくいかず、1年で退職しました。
その後、××クリニックで非常勤として勤務していましたが、夜勤が多く体力的についていけなかったので、半年で辞めざるを得ませんでした。

正直、看護師としてのキャリアに自信がないのですが、今の職場も人間関係が複雑で居づらくなってきたので、転職を考えております。
私は、根気強さが欠けるところがあり、また、コミュニケーション能力にも課題を感じています。
チームワークを大切にするのは良いことだと思いますが、自分の意見を主張するのが苦手で、つい周りに流されてしまいます。

プライベートでは、特に趣味もなく、休日は家でテレビを見て過ごすことが多いです。
以上が私の自己紹介です。
よろしくお願いいたします。

このような自己紹介は、以下の点でネガティブな印象を与えてしまいます。

  • 複数の職場を短期間で退職している
  • 退職理由が自分の適性や能力不足に起因している
  • 看護師としてのキャリアに自信がない
  • コミュニケーション能力や主体性に課題がある
  • プライベートが充実していない

たとえ課題があったとしても、面接時の自己紹介では「入職して看護師として成長したい」という前向きな姿勢を見せることが大切です。
ネガティブな内容は避け、自分の強みをアピールするよう心がけましょう。

ポイントを押さえて看護師の面接の自己紹介を考えよう

看護師の面接での自己紹介は、限られた時間のなかで自分をアピールする重要な機会です。
自己紹介のポイントを押さえ、採用担当者に好印象を与えられるよう準備しましょう。

自己紹介では、学歴や職歴、志望動機、自分の強みや人柄を簡潔に伝えることが大切です。
また、自己紹介と自己PRの違いを理解しておきましょう。
自己PRではさらに具体的にアピールしていくことが求められます。

状況に応じた自己紹介の例文を参考に、自分なりの自己紹介を考えてみてください。
その際、NGとされるポイントには十分気をつけましょう。

自己紹介は面接の第一印象を左右する重要な要素です。
ポイントを押さえ、採用担当者に自分の魅力が伝わる自己紹介をめざしましょう。

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執筆者について

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