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薬剤師は40代からでも転職できる?めざす場合のポイントや注意点も解説

薬剤師になるためには、薬剤師の国家試験に合格しなければなりません。
薬剤師国家試験を受けるためには、6年間大学で学ぶ必要があり、大学受験や入学後の通学に多くの費用と時間が必要です。
無資格の状態から40代で薬剤師へ転職するためには、金銭的にも時間的にも厳しい条件をクリアしなければなりません。

しかし、資格取得に必要な点を理解して、しっかり準備すれば不可能ではありません。
本記事では、40代から薬剤師をめざすために知っておきたいポイントや注意点を解説します。
40代でも薬剤師になれるのかどうかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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薬剤師の資格取得は40代からでも可能だが道のりは厳しい

薬剤師の資格取得は40代からでも可能だが道のりは厳しい

薬剤師の資格取得に年齢制限はなく、40代からでも可能です。
ただし、薬剤師の資格取得のためには薬学に関する課程を履修できる大学へ入学し、6年間学習して修了することが必要になります。
40歳で資格取得を決意して、1年間の受験勉強を経て大学に入学したとしても、6年間大学に通うとなると、資格取得がかなうのは最短でも47歳〜48歳です。
40歳からこれだけ多くの時間を費やすのは、体力的にも楽ではないでしょう。

また、大学の受験料・入学金や授業料、勉強のためのテキスト・参考書代など、多くの費用が必要になります。
授業料が安い国公立大学でも約350万円、私立大学では1,000万円以上の学費が必要です。
通学期間中の生活費も考慮する必要があるでしょう。
資格取得自体は不可能ではありませんが、40代から薬剤師をめざすのは時間的にも、金銭的にも厳しい道のりになります。

40代から薬剤師への転職をめざす場合のポイント

40代から無資格の状態で薬剤師へ転職をするのは厳しい道のりですが、決して不可能ではありません。
転職のハードルになる資格取得に必要な費用や時間をしっかり計算して、事前に準備しておくことが大切になります。

大学入学のための試験勉強や入学後の学習、資格試験のための学習と、膨大な勉強を継続する必要があるため、日頃から勉強をする習慣をつけておきましょう。
費用面は入学する大学で必要な費用を事前に把握しておくのはもちろん、学生生活や資格取得のために必要な費用も念頭に入れて、しっかり貯金をしておくことが大切です。

また40代という年齢では、薬剤師資格保持者の転職でも、管理職やマネジメント経験が求められます。
他職種でマネジメントの経験をしておくことで、転職に有利に働くことも期待できるでしょう。

40代から薬剤師に転職した場合の注意点

40代から薬剤師に転職した場合の注意点

40代からの薬剤師への転職を後悔しないためにも、以下の点をしっかり理解しておく必要があります。

  • 40代から6年間の大学生活は費用・体力が必要
  • 年収が前職より下がる可能性がある

具体的に解説するので、転職を検討する場合の参考にしてください。

40代から6年間の大学生活は費用・体力が必要

薬学課程を修了するためには、6年制の大学薬学部に入学する必要があります。
6年間通学するために必要な費用の目安を、以下の表に示します。

入学金 授業料(1年あたり) 6年間にかかる費用の目安
国立大学 282,000円 535,800円 3,496,800円
私立大学 200,000円〜400,000円 約1,500,0000円~2,000,000円 10,000,000円〜15,000,000円

6年間の大学生活には、入学金と学費だけでも上記の費用が必要になるのを理解しておくことが大切です。
また40代で大学に入学して薬学に関する知識を6年間学ぶのには、体力的な負担もかかります。
年齢的に体力や記憶力の衰えがあるなかで、膨大な量の学習をしなければならない点を考慮しましょう。

年収が前職より下がる可能性がある

薬剤師は待遇が良いイメージですが、40代で薬剤師になっても新卒の薬剤師であることは変わりなく、年収は20代の新卒薬剤師と同じです。
令和4年賃金構造基本統計調査によると全年代の新卒薬剤師(経験年数0年)の年収は約394.0万円となっています。

40代では前職で15年以上経験を積んでいる場合もあり、前職の年収が500万円以上あるようなケースでは、薬剤師に転職すると年収が下がる可能性があります。
また40代から薬剤師をめざす場合、資格取得を経て薬剤師になれるのは早くても40代後半であり、定年退職までの期間は決して長くありません。
薬学部でかかった費用や労力を考えると、収入面では大きなメリットにならない可能性もあるでしょう。

40代から薬剤師に転職したいと思ったら考えるべきこと

薬剤師になろうと思った場合には、勢いだけではなく現実をしっかり見つめる必要があります。
薬剤師になるのか別の道に進むのかを熟考して、どちらを選択しても後悔しないようにすることが大切です。
そこで、考える際の2つのポイントを紹介します。

本当に薬剤師になりたいか考える

入学してから資格取得までにかかる費用や、入学してから必要な勉強、資格取得後の年収を考慮して、本当に薬剤師になりたいのかどうかを自分自身に問いただしましょう。
資格取得にかかる労力や費用よりも、薬剤師の仕事にやりがいを見いだせそうであれば検討の余地があります。

薬剤師になったあとで薬に関する勉強を続けるのが苦にならなかったり、几帳面で細かい作業が好きだったりと、薬剤師に向いている方の特徴に当てはまるかどうかも判断材料になります。
自分自身の性格を見つめ直して、薬剤師をめざすかどうかを検討することも必要です。

薬剤師以外の職種も検討する

薬剤師になりたい理由として、医療業界に関わりたかったり、医薬品を取り扱いたかったりするのであれば、他の職種を検討してみることも有効です。
薬剤師以外に医療現場で働いたり医薬品を取り扱ったりする職種には、「登録販売者」や「看護師・准看護師」、「調剤薬局事務」などがあります。

登録販売者は一般用医薬品販売に携わる資格で、調剤薬局やドラッグストアで働きます。
調剤薬局事務の仕事は、調剤薬局で受付や会計、薬剤師の補助などです。

看護師・准看護師をはじめ、他にも医療業界で働く職種は理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職、医療事務などがあります。
薬剤師の資格と他の資格を十分に比較検討して、自分にあった職種を選ぶのも一つの方法です。

40代から薬剤師への転職を考えるなら別の職種も同時に検討してみよう

40代から薬剤師へ転職するのは困難が多く、不可能に思うかもしれません。
しかし、しっかり金銭面の準備をして、学ぶ意欲を持ち続けることができれば、資格取得自体は可能です。

ただし、資格取得をめざす前に、本当に薬剤師になりたいのかを考え、別の職種も同時に検討するようにしましょう。
本記事が40代からでもやりがいを持って働けるための選択の参考になれば幸いです。

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