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介護福祉士の試験内容は?問題数や試験時間など筆記と実技それぞれ紹介

介護福祉士の受験には筆記試験と実技試験があり、受験に至るルートによっては実技試験が免除されるケースがあります。

今回、筆記試験と実技試験の内容や免除される条件をまとめてみました。
問題数や試験時間、配点についてもご紹介します。

介護福祉士の国家資格取得に興味があり、試験内容を把握したい方は参考にしてみてください。

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介護福祉士の試験内容

介護福祉士の試験内容

介護福祉士の資格を取得するルートには以下4つがあります。

  • 養成施設ルート
  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校ルート
  • EPAルート

多くの方は筆記試験のみですが、福祉系高校ルートとEPAルートの一部の方は実技試験が必要です。

筆記試験内容

筆記試験は以下の4領域11科目、総合問題が出題されます。

  1. 人間の尊厳と自立、介護の基本
  2. 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
  3. 社会の理解
  4. 生活支援技術
  5. 介護過程
  6. こころとからだのしくみ
  7. 発達と老化の理解
  8. 認知症の理解
  9. 障害の理解
  10. 医療的ケア
  11. 総合問題

出典元:[介護福祉士国家試験]合格基準:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

出題形式は下記のような5肢択一のマークシート式で、問題に図などを用いることがあります。

<領域:人間と社会>

人間の尊厳と自立

問題 1 著書『ケアの本質-生きることの意味』の中で,「一人の人格をケアする とは,最も深い意味で,その人が成長すること,自己実現することをたすけること である」と述べた人物として,正しいものを 1 つ選びなさい。
1 神谷美恵子
2 糸賀一雄
3 フローレンス・ナイチンゲール(Nightingale, F.)
4 ミルトン・メイヤロフ(Mayeroff, M.)
5 ベンクト・ニィリエ(Nirje, B.)

引用元:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 第34回(令和3年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題

筆記試験は以下の35試験地で受験できます。

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

ただし、会場については受験票に記載されますが、事前の案内はありません。

実技試験内容

介護福祉士の資格を取得する4つのルートのうち、以下の条件を満たす方は実技試験が免除されます。

  • 実務経験ルート・養成施設ルート:実務経験3年以上かつ実務者研修を終了している
  • 福祉系高校ルート:平成21年度以降の入学者、介護技術講習・介護過程・介護過程Ⅲのいずれかを終了または履修している
  • EPAルート:介護技術講習・介護過程・介護過程Ⅲ・実務者研修のいずれかを終了または履修している

上記以外の方は筆記試験に合格したのち、実技試験を受験する必要があります。

実技試験では、環境整備・体位交換・車いすへの移乗動作など、介護現場で想定される状況を提示され、適切な介助が行えるかを問われます。

実技試験を受験できる場所は、東京都・大阪府の2試験地のみです。

介護福祉士の国家試験の問題数や試験時間は?

国家試験で出題される問題数や試験時間について、第34回(令和3年度)の問題を具体的にご紹介します。
過去の問題ではどのような内容が出題されているか、傾向をつかんでみてください。

問題数

出題数は全125問です。
4つの領域(12科目)から出題される問題数と内容は下記のとおりです。

それぞれ、第34回(令和3年度)介護福祉士国家試験の筆記試験問題も各領域から1問ずつ掲載したので参考にしてみてください。

【人間と社会】の領域からは18問出題されます。
1. 人間の尊厳と自立
介護をするうえで基本となる理念や概念について問われます。

2. 人間関係とコミュニケーション
コミュニケーションの基礎やチーム運営について問われます。

3. 社会の理解
介護を取り巻く地域福祉・社会保険制度について問われます。

【こころとからだのしくみ】の領域からは40問出題されます。
4. こころとからだのしくみ
日常生活に関連したこころとからだのしくみと機能低下による影響について問われます。

5. 発達と老化の理解
人間の発達段階や、老化にともなうこころとからだの変化について問われます。

6. 認知症の理解
認知症の原因・症状・ケアの理解や、家族への支援について問われます。

7. 障害の理解
障害・難病の理解や、特性に応じた支援のあり方について問われます。

【医療的ケア】の領域からは5問出題されます。
8. 医療的ケア
医療的ケアの基礎や、喀痰吸引・経管栄養の知識や手順について問われます。

【介護】の領域からは50問出題されます。
9. 介護の基本

10. コミュニケーション技術
介護場面に必要とされるコミュニケーションの目的や方法について問われます。

11. 生活支援技術
介護の技術・知識や介護現場での支援技術について問われます。

12. 介護過程
介護におけるケアプラン作成までのプロセスや事例研究について問われます。

【総合問題】は12問出題されます。
4領域(人間と社会・こころとからだのしくみ・医療的ケア・介護)の知識および技術について、事例形式で出題されます。

試験時間

試験時間は午前100分・午後120分となっており、合わせて220分です。
午前は3つの領域「人間と社会」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」、午後は領域「介護」と総合問題が行われます。

経済連携協会(EPA)に基づく外国人の介護福祉士候補者や日本語を母国語としない候補者などに配慮し、午前は130分または150分、午後は160分または180分に延長されることがあります。

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介護福祉士の国家試験の配点基準

介護福祉士の国家試験の配点基準

筆記試験の合格基準は以下2つです。

ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
イ アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。

[1] 人間の尊厳と自立、介護の基本
[2] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
[3] 社会の理解
[4] 生活支援技術
[5] 介護過程
[6] こころとからだのしくみ
[7] 発達と老化の理解
[8] 認知症の理解
[9] 障害の理解
[10] 医療的ケア
[11] 総合問題
(注意) 配点は、1問1点の125点満点である。

引用:[介護福祉士国家試験]合格基準:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

合格基準値は60%程度ですが問題の難易度で補正されるため、60%では合格できない年があるので注意が必要です。
第34回(令和3年度)は62%(78点)、第33回(令和2年度)は60%(75点)が合格基準でした。

また、実技試験の合格基準は総得点100点の60%程度を基準としています。
筆記試験同様、課題の難易度で補正した点数以上であれば合格となります。
第34回(令和3年度)は53%(53.33点)が合格基準でした。

介護福祉士の試験内容を理解して対策を練ろう

介護福祉士の国家試験は合格率60%を基準としていますが、課題の難易度で基準値が変化します。
また、4領域すべての科目で得点が必要なため、長期的な学習計画を立てて対策を練ることが大切です。

本番までに、問題に答えるペース配分をつかんでおくため、模擬試験を受けるのもおすすめです。
また、過去問や問題集をくりかえし解いて苦手分野を把握し、理解を深めて試験に臨みましょう。

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