子どもの成長に関われる保育士は、やり甲斐がある反面、責任の重さや長時間労働といったマイナスの側面もある職業です。
本記事では、保育士として働くメリットとデメリットを紹介します。
これから保育士をめざす方は、参考にしてください。
目次
保育士として働くメリット
保育士の仕事には、次のようなメリットがあります。
- 子どもたちに元気をもらえる
- 安定した職業である
- 働き方の選択肢が多い
- 免許の更新がない
それぞれ解説します。
子どもたちに元気をもらえる
子どもの成長する姿を近くで見られるのは、保育士の特権です。
できなかったことができるようになったときには、はじける笑顔で先生に喜びを伝えてくることでしょう。
子どもの無邪気な笑顔やチャレンジする姿に、自分までもが元気をもらえる職業は、保育士ならではといえるでしょう。
安定した職業である
保育士は、保育園以外にも活躍の場が多い職業です。
具体的には、企業の保育施設・デパートの託児施設・児童養護施設などが挙げられます。
「〇〇で働きたい」などの限定した希望がなければ、就職先も複数種類に広がります。
また、保育園への託児を希望する人がいる限り、働く場所がなくなる心配もありません。
需要が多いだけに就職先も選びやすく、安定した職業といえます。
保育士の給料の情報をもっと詳しく知りたい方は、以下のページもご参照ください。
働き方の選択肢が多い
保育士の働き方は、正社員・正規職員だけではありません。
例えば、企業が経営する託児施設で臨時職員として働いたり、派遣会社に登録して期間限定で働いたりなど、働き方の選択肢が多様です。
特に女性の場合は、結婚・出産などのライフイベントで働き方を変えるケースもありますから、選択肢の多さはメリットといえます。
保育士の仕事内容を詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
免許の更新がない
保育士の免許は期限がなく、一度取得すれば更新は不要です。
更新が必要な免許は、更新手続きを忘れると失効してしまいます。
例えば、子どもを預かる仕事で幼稚園教諭がありますが、幼稚園教諭免許は2009年4月1日から更新制になりました。
もし更新していないようなら、幼稚園教諭に復帰できません。
更新が不要な保育士の免許は、一生ものの資格です。
保育士の資格情報を詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。
保育士として働くデメリット
続いて、保育士として働くデメリットとしては、以下のものがあります。
- 勤務時間が長い
- 休みが取りにくい
- 責任が重い
- 人間関係のトラブルが起こることも
それぞれの内容を、以下で詳しく解説します。
勤務時間が長い
保育士は残業や持ち帰り仕事が多く、勤務時間が長くなりやすい傾向にあります。
イベントの準備や事務作業などは、子どものお迎え後に行わざるを得ず、残業や持ち帰り仕事の原因になりがちです。
また、持ち帰り仕事が勤務時間としてカウントされず、サービス残業になってしまうケースも問題視されています。
休みが取りにくい
保育園には夏休みや冬休みがないため、まとまった休みを取りにくい傾向にあります。
園の方針や人手不足の度合いによっても左右されるので、求人に応募する際に確認するべきポイントといえるでしょう。
責任が重い
子どもたちの安全を預かり、成長にたずさわる保育士は、やり甲斐がある反面、責任が重い仕事です。
万が一、保育園で子どもたちにトラブルがあった場合は、保育士がその責任を問われることになります。
保育士に向いている人の特徴を知りたい方は、以下のページをご参照ください。
人間関係のトラブルが起こることも
保育士は仕事のなかで、子どもたちや同僚の保育士だけでなく、保護者とも関わりを持たなければなりません。
なかには、理不尽なクレームを投げかけてくる保護者や、つきあいが難しい保護者もいるでしょう。
また、子どもの人数に対して少人数の保育士で対応していくため、同僚や上司との間にトラブルを抱えると仕事に支障が出やすい点も、注意すべきポイントです。
保育士の仕事で大変な点をもっと詳しく知りたい方は、以下のページもご参照ください。
保育士は多くのメリットがあるやりがいのある仕事
保育士は、子どもたちの笑顔や成長を目のあたりにできるため、子ども好きな人にとってはやり甲斐の大きい仕事です。
また、免許の更新が不要で、働き方の選択肢も多いため、ライフステージの変化に応じた柔軟な働き方ができます。
ぜひ自分が理想とする保育士の姿をイメージして、やりがいを感じる就業先を探してみてください。
保育士がやりがいを感じるポイントを知りたい方は、以下のページをご参照ください。